管外研修に行ってきました
10月上旬、大阪の訓練校を離れ、管外研修で信州へ行ってきました。
今年は新型コロナが5類感染症に移行したこともあり、3年ぶりの管外研修となりました。
今回の訪問先になります。
・シチズン時計マニュファクチャリング株式会社飯田工場さま
・時計工房 儀象堂さま
・松本市時計博物館さま
シチズンの工場では、自社製機械式ムーブメントCal.0200を搭載する『ザ・シチズン』メカニカルモデルの針付けやムーブメントの組立実演もしていただき、訓練生・講師陣みんな熱心に見学いたしました。
部品製造ラインや組立ラインも見学させていただき、貴重な体験ができました。
儀象堂では、水運儀象台の説明を受けたのち、施設内を見学しました。
セイコー中心国産の古い時計が展示してあり、歴史を含めて学ぶことができました。
また駆動や巻き上げ、日修正機構の拡大モデルが展示してあり、時計の仕組みの理解を深めることができました。
松本市時計博物館では、普段なかなか見ることのできない、
一風変わった時計や大型の振り子時計が展示されており、見るだけで楽しいのですが、
針の動き方などから脱進機構など推測したり、普段の授業で学んだ知識を活かして、
生徒たちは各々楽しんでいました。
最後になりましたが、見学対応してくださった企業、施設の皆様、改めてありがとうございました。
【ご案内】授業見学のご案内 【R5.】
令和6年度の訓練生の募集が始まりました。
修理工房に勤め始め間もない方など初学者向けに訓練を行っております。
見学は、次のカレンダーに沿って行います(写真をクリックして高画質表示できます)。
※緊急事態宣言や警報(台風や大雨)などで臨時休校になる場合もございます。
[ TEL ] 06-6253-0600
[ メール ] osakawatchschool@gmail.com
中間テストと『第51期生募集のお知らせ』
中間テストと『第51期生募集のお知らせ』
昨日は中間テストを行いました。約半年間で培った技能と知識を確認する大事な授業です。
テストは実技と学科を一日で行います。実技は国家資格の3級とほぼ同じですが若干難易度
は高くなっています。学科は授業で行ったこと等です。
このテストで一番大切なのは半年間しっかり授業に取り組んでいたことを証明することな
のですが、その次に大事なのは『試験』という普段の授業では味わえない緊張感をトレー
ニングすることでもあります。実技の試験で緊張は最大の試練です。緊張をした場合は
深呼吸をしたり一旦会場を出たりとか色々メンタル面での緩和方法はありますが、
何より大事なのは普段からしっかり訓練をすることなのてす。訓練をすることにより
自身のレベルが上がり自信が付き緊張も緩和されますし、何よりもし自分の技能レベルが
上がれば緊張してたとえ普段の力が出なくても合格圏内には入ることもあるからです。
試験では100点を取る必要はないからです。
今日が入学して初めての試験でしたので、各生徒達は戸惑いもあったと思います。
まだまだレベルアップは必要だと感じましたが、技術、知識は確実に向上していました。
半年間で考えると凄い進歩だと思います。
本日は生徒一人一人真面目に一生懸命に取り組んでおられ本当に感激しました。
あと半年ですがまだ様々な訓練が待ち受けています。講師一同全力で指導いたしますので
生徒たちも全力で取り組んでもらいたいと思います。
再来週はいよいよ管外研修です。今年は3年ぶりにシチズンの工場見学が復活しました。
この研修は旅行や遊びではありません。工場や時計の博物館等を見学してより一層時計の
事を勉強できる凄く貴重な体験となりますので、しっかり学んでもらいたいと思います。
講師大塚
いよいよ10月1日から(今日)来季51期生の募集がスタートしました。現在何名かは見学、問い合わせも来ております。コロナも落ち着きこれからの時代【手に職】の時代は到来しております。この機会にぜひ本校で時計の技術を身に着けませんか?
本日より電話及びメールにて見学や受付を開始しております。基本早い者勝ちになっておりますのでご注意ください。本校は国内唯一の公立の訓練校です。授業料はかなり低く設定しておりますが、設備や工具など年々充実しておりますのでご安心ください。また入学に当たり特に選考料とかは発生しませんので気軽に電話、メールでお問い合わせ下さいませ。
本校の特徴は『大人になってからの職業訓練』が受講出来ることです。もちろん技術向上やスキルアップが最大の目的ですが例えば漏刻祭、管外研修など様々な授業があり仲間との交流なども楽しいものです。
卒業前には条件が合えば国家資格の時計修理2級にもチャレンジできます。入学してたった1年なのですが内容の濃い充実した1年間だと思います。興味のある方はお問い合わせ下さいますようによろしくお願いいたします。
MOYOTA分解組み立てと観光
先週助手に入りMIYOTA分解組み立てでした。
生徒さんははまだ未経験なことも多く早い人は早く、慎重な人はゆっくり授業を進めて分解、洗浄、組み立て行っていました。
皆さん1年続けばと思っていましたが、2名ほど仕事の都合等で去ったことを聞きましたが、社員教育に力を入れている会社さんから2名の方が参加されておりました。
遅く合流されたので、授業後に追い付いていない課題などお教えしました。
その時ですが残っていた人で、今年九州からの子が色々見て周りたい言っていましたが、昨日は京都祇園祭り(前祭)がありました。